北ウェールズの不思議な魅力に迫る|Wales Now Vol.4

発行日:2016. 09. 15

ウェールズのリアルタイムな情報を隔週でお届けします。

「ツーリズムEXPO」でウェールズのセミナーを開催

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「ツーリズムEXPOジャパン2016」(東京ビッグサイト)にて、ウェールズの見どころをご紹介するセミナーを開催します。「ヨーロッパの美しい村30選」に選ばれた中世都市コンウィ(Conwy)などの北ウェールズの魅力を直接お伝えするために、北ウェールズ観光協会会長ジム・ジョーンズが来日いたします。

日時:業界日は9月23日(11:30〜11:55)、一般日は9月24日・25日 (両日ともに16:30〜16:55)
場所:東京ビッグサイト「ツーリズムEXPOジャパン」東4〜5ホール「ヨーロッパスクエア」

ツーリズムEXPOジャパン2016:http://www.t-expo.jp
Photo: Conwy Castle by Visit Britain, David Angel

カーディフよりウェールズ国立博物館の学芸員が来日

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首都カーディフに位置するウェールズ国立博物館より、学芸員のアンドリュー・レントン(Andrew Renton)さん(写真右)、ジャニス・レーン(Janice Lane)さんとその息子さんのショーン君(写真中央)が来日しました。

これまで同博物館は、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の三木美裕客員教授(写真左)らと、ウェールズ各地に所蔵されている日本美術の共同研究などを進めてきました。この度の来日で、両者は今後さらなる協力関係を構築していきます。

「日本には美しいデザインがあふれていますね。それから、自動販売機がとても便利ですね! 昨日は東京の博物館を見学しましたが、とても参考になりました。明日は京都に向かいます」(ジャニスさん)


“もっと多くの日本の皆さんを、北ウェールズにお迎えできることを楽しみにしています。”

北ウェールズ観光協会会長 Jim Jones(ジム・ジョーンズ) さん

北ウェールズ観光協会会長 Jim Jones(ジム・ジョーンズ)さん


日本とウェールズの架け橋となる人々をご紹介します。今回のゲストは、来週の「ツーリズムEXPO」に来日する、北ウェールズ観光協会会長のジム・ジョーンズさんです。地元の観光振興を、25年間リードしてきました。


— お住まいは?
北ウェールズのスランディデュノで生まれ育ちました。若い頃は、ロンドンでウェールズ近衛連隊として働きました。バッキンガム宮殿やウィンザー城で、衛兵交代式の仕事もしたんですよ。そのあと地元に戻って、1991年に北ウェールズの観光振興のための組織を創設しました。今年は、ちょうど創設25周年なんです。誕生日をお祝いをしないとですね。

— どうして今の仕事を始めたのですか?
北ウェールズには素晴らしい文化遺産がたくさんあり、もっと多くの人に知ってほしいと思ったからです。ここにはスノードン山などの雄大な山々、たくさんの城、そしてウェールズ語や歌など独自の文化があります。交通の便もよく、ロンドンから列車で片道たった3時間です。マンチェスターやリバプールの空港からなら、さらに近いですね。

ジムさんが生まれ育ったスランディデュノ。ヴィクトリア時代から続く、美しい保養地。

ジムさんが生まれ育ったスランディデュノ。ヴィクトリア時代から続く、「不思議の国のアリス」ゆかりの美しい保養地。

日本の観光客の皆さんを案内すると、あまりに良いところだと驚かれるんですよ。秘密にしていたわけではないんですけどね(笑)。たぶん、ウェールズ人が控えめな性格のせいで、まだまだ日本までこの魅力が伝わっていないのでしょう。もっと叫ばなくてはいけませんね!

— 日本がお好きだそうですね。
そうなんです。私たちはこれまで来てくださった日本人の皆さんと会って、日本のことが大好きになったのです。ウェールズと日本には共通点が多いですよね。お互いが自国のユニークな言語や文化を誇りに思っていますし、フレンドリーな国民性です。それと、日本の皆さんも「ウェルシュ・レアビット(Welsh Rarebit)」、ウェールズのあのチーズ・オン・トーストが好きみたいですね!

— 日本にいらしたことはありますか? 一番の思い出は?
東京に行ったことがあります。よく覚えているのは、贈り物のラッピングが非常に繊細で、美しかったことです。それから、日本の人たちがとてもイギリスに友好的で、なかには「ウェールズが大好き」と言ってくれる人もいたことです。嬉しかったですね。

— 日本の皆さんに、北ウェールズを楽しむためのアドバイスをお願いします。
北ウェールズでは、街をゆっくり散策する時間を取ることをおすすめします。城だけではなく、小さな教会や古びた建物にも、おもしろい歴史や言い伝えがありますから。ここにしかない、ユニークな店や品も多いですよ。

それから、ウェールズ人は助けることが好きですから、わからないことがあったら遠慮せず近くの人に聞いてください。もっと多くの日本の皆さんを、北ウェールズにお迎えできることを楽しみにしています。


ザ・ナイト・ショップトビー・タンストール(Toby Tunstall)さん

「ザ・ナイト・ショップ」
トビー・タンストール(Toby Tunstall)さん(右)。左は人気者の騎士の人形、愛称は「ボブ」。

西洋歴史グッズが英国No.1の品揃え

コンウィで楽しむイギリスの騎士道


2015年の「ヨーロッパの美しい村30選」にイギリスから唯一選ばれた、北ウェールズのコンウィ。街のランドマークであるコンウィ城の向かいにある、西洋歴史グッズの専門店「The Knight Shop(騎士ショップ)」では、珍しい品々に出会えます。


世界中から歴史ファンが集まる専門店
 剣、鎧、弓、盾、騎士の衣装などなど。イギリスの歴史的な観光名所や城の土産物屋で、見たことがあるものもあるかもしれませんね。というのもアレ、実は私たちの店から仕入れているんですよ。私たちはヨーロッパ最大級の、西洋の歴史関連グッズを供給する、サプライヤーですから。

 コンウィの当店で買うほうが、ずっと安いですよ。例えば、この100ポンドの剣は、他の店では160ポンドで売られていますから。ここでしか手に入らない、限定品も揃えています。だからヨーロッパじゅうやアメリカなどから、この店を目当てに、わざわざコンウィまで足を運んでくれるお客さんも多いんです。

 この店は、1999年に中世のタワーの一部を買い取って、私の息子が創業しました。息子は、歴史が大好きでね。本当にうまくいくのか疑問に思っていたのですが、こんなにお客さんが来てくれるなんて! 今では家族総出で、ここで働いています。ちなみに、私の前職は化学の教師でした。

コンウィ城を眺めながらショッピング
 私たちのオンラインショップからも注文していただけますが、ぜひ当店に来て実物を見て、納得して買っていただきたいですね。当店では、観光客の皆さんに人気なのは、ドラゴンの置物です。ウェールズは「ドラゴンの国」ですからね。

 店内には、道化師もいます。芸をお見せしますよ。イギリス中世のハチミツでできた酒「ミード」も販売しています。当店のオリジナルボトルがおすすめです。

 日本といえば、私たちはサムライの鎧や兜にも興味があります。実際に着てみたこともありますが、あれってずいぶん重いんですね!「一体、何人の召使いが手伝って着せたんだろう?」なんてウワサしていました。もっと知りたいですね。

 毎年6月、コンウィでは街をあげて中世のお祭りを再現したイベントを開催しています。ジョスト(中世騎士の馬上槍試合)や、中世晩餐会が行われます。とても盛り上がるんですよ。

コンウィへようこそ

 イギリスには素敵なところがたくさんありますが、この店はコンウィにしかありません。窓から城を眺めながら歴史グッズを買うのは、ちょっと特別な体験になるはず。コンウィ城の見学の後には、ぜひ立ち寄ってください。

ザ・ナイト・ショップ:https://www.theknightshop.com

\ウェールズで新種の恐竜の化石が見つかる/

 昨年、南ウェールズの海岸で、犬ほどのサイズの化石が見つかりました。調査の結果、英国で最も古いジュラ紀の恐竜の新種であることがわかりました。

 学名はウェールズのシンボルであるドラゴンと、発見者であるハニガン兄弟の名前から「ドラコラプトル・ハニガニ(Dracoraptor hanigani)=ドラゴン泥棒のハニガン」と名付けられました。現在、ウェールズ国立博物館の中央ホールに展示されています。

編集後記

コンウィに住む地元の皆さんに街のおすすめスポットを伺うと、「城壁」という答えが返ってきました。街をぐるりと囲む城壁の上を歩くと、コンウィ城、城下町、そして海までよく見えて、とても気持ち良いのです。ウェールズ人の豊かな心も見えてきますね。

次回は10月3日に発行予定です。お楽しみに!

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