ウェールズの特別なチョコレートに出会う旅|Wales Now Vol.37

発行日:2018. 3. 26

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“メイド・イン・ウェールズの製品で、日本のお客様の現金管理業務をご支援しております”


テラーメイト・ジャパン株式会社 代表の川崎安史(Yasushi Kawasaki)さん

お馴染みの日本国内大手コンビニチェーン店舗などに導入されている現金カウンターを製造・販売するウェールズの企業Tellermate Ltd。その日本法人であるテラーメイト・ジャパン株式会社 代表の川崎安史さんにお話を伺いました。

ー まずは、川崎さんの自己紹介をお願いします。
これまで商社やメーカーで30年近く、日本と海外の架け橋となる仕事に携わってきました。ウェールズとの縁は20年前の英国駐在時に遡ります。取引先がカーディフにあり、定期的に訪問していました。現在は、メイド・イン・ウェールズの製品で、日本のお客様の現金管理業務をご支援しております。

週末も仕事をすることはありますが、時間があるときは妻と映画を観に行ったり近所を散歩したりしています。最近は、寺社仏閣を参拝し御朱印をいただくために、いろんな所に出掛けるのが趣味になっています。

ー テラーメイト・ジャパン株式会社の歴史や事業について教えてください。
1979年、銀行の窓口で大量の紙幣を数えては間違え、また数え直す様子を見ていたエドガー・ビスは「現金をより速く、正確に数える方法があるはずだ」と、お金を重さではかる現金カウンター「テラーメイト」を世界で初めて開発しました。

テラーメイトの現金カウンターを使うと、紙幣、硬貨、棒金だけでなく、ハガキやチケット類も含め、レジの中身を約1分で集計することができます。現在、グローバルに展開するコンビニエンスストア、ファストフードチェーン、スーパーマーケットチェーン、銀行など30カ国以上で採用されており、全世界で約25万台が稼働しています。

テラーメイトは、英国本社(ウェールズ・ニューポート)において技術開発および製造を一貫して手がけており、アトランタ、パリ、ハイデルベルグ、バルセロナそして東京の各オフィスを通じて全世界の顧客に製品を届け、店舗における現金管理の可視化や違算金の低減に貢献しています。

ー 日本法人の設立に至った経緯とは。
テラーメイトは、約20年前に商社経由で日本向けの取引を開始しました。2002年には日本法人を設立し4年ほど販売・サービスを行っていましたが、その後国内代理店に販売を委託。2015年に再度日本法人テラーメイト・ジャパン株式会社を設立。自社で製品の輸入から販売・保守サービスを行う体制を構築し、現在に至っております。当初は代表の川崎1名体制でしたが、現在では営業、マーケティング、経理の4人体制で運営しております。

弊社の主要製品である現金カウンターは現在4世代目の機種になりますが、今年は新機種の発売を予定しております。

ー ウェールズ企業であるテラーメイトと取引をしていて印象に残っているエピソードを教えてください。
2015年1月に日本駐在員としてウェールズのテラーメイト本社に入社し、日本法人の立ち上げから事業開始、販売・サービス体制の再構築といった重要な責務を担うことになりました。少人数で運営していることもありますが、本社では20年、30年と長く勤めている人が多く、アットホームでフラットな雰囲気です。

本社と連携し対応していくなかで、それまで認識が薄かった日本市場の特異性への理解や様々な決断への全面的な支持、各業務部門からの日々のサポートがとても心強かったことが印象に残っています。

ー 今後の事業展開についてお聞かせください。
キャッシュレスの時代といわれる昨今、自動釣銭機などの高額な現金ソリューションへの投資が難しくなる企業様が増えてくると思っております。現金支払い比率は低くなっていきますが、現金がなくなることはないので、これからがテラーメイトの手頃かつセミオートタイプのソリューションの出番だと思っております。

2018年は8年ぶりに新機種の発表を予定しており、より付加価値の高い製品でお客様の業務効率化や生産性の向上に貢献できる製品提案をしていきたいと考えています。また、従来の現金カウンターと違う新機軸の製品もこの1、2年のうちに日本市場投入を目指し準備を進めております。将来的には日本市場を起点にアジア市場への展開も検討しており、現在情報収集を行いその機会をうかがっているところです。

テラーメイト・ジャパン株式会社: https://www.tellermate.com/jp/


“私たちは、ウェールズで初めてカカオ豆からチョコレートを手作りして販売しました”


Baravelli’s Artisan Chocolatier(バラヴェッリズ・アルチザン・ショコラティエ)のマーク&エマ(Mark & Emma Baravelli)夫妻

「ヨーロッパの美しい村ベスト30」で知られる、北ウェールズのコンウィに佇むチョコレート専門店「Baravelli’s Artisan Chocolatier(バラヴェッリズ・アルチザン・ショコラティエ)」。カカオ豆から手作りするこだわりの製法で、ロンドンの高級デパート、ハロッズからも注文を受ける人気ぶりです。こだわりのチョコレートを手がけるマーク&エマ・バラヴェッリズ夫妻にお話を伺いました。

ー 初めに自己紹介をお願いします。
マークと申します。「バラヴェッリズ・アルチザン・ショコラティエ」のディレクターです。私の妻であるエマが、全てのチョコレートを作っています。2人とも北ウェールズ生まれのウェールズ人です。この店は3年前に2人で立ち上げました。店の1階がショップで、2階がチョコレート工房です。

店は週に6日間オープン(月曜休業)しています。ただ、休みの1日もチョコレートを作っているか、新しいレシピの研究をしているので、毎日がチョコレート漬けですね(笑)。

ー チョコレート専門店を始めたきっかけとは?
最初は、スランドゥドゥノでデリカテッセンの店を開いていました。ジャム、マーマレード、ケーキ、様々なものを販売していました。しかし、あまりにやることが多すぎると感じたため、コンウィの小さな店に移転して、チョコレートだけに集中することにしました。

ー なぜ、中でもチョコレートを選んだのですか。
もちろん、チョコレートが大好きだからですよ(笑)。それから、立ち上げのときに2人でチョコレート作りを習いに行きましたが、ウェールズの料理コンテストに出品してみたら、すぐに優勝したのです。それで、私たちのチョコレートはどうやら悪くはないらしいぞ、と思い、チョコレート一本でやっていこうと決めたのです。

ー これまで30以上ものアワードを受賞されたそうですね。
その通りです。ロンドンの高級デパートのハロッズからも依頼をいただいています。現在は、注文を受けたイースターエッグの製作で、とても忙しくしています。

ー Baravelli’s Artisan Chocolatier(バラヴェッリズ・アルチザン・ショコラティエ)」のチョコレートは、どんな点でユニークなのですか。
私たちは、ウェールズで初めてカカオ豆からチョコレートを手作りして販売しました。この製法は、英国内でも珍しいものです。一般的に、チョコレートのラベルに書かれる原材料は年々長くなっていますが、私たちはなるべく短く、シンプルにしたいと思いました。そして生産過程の全てに手間暇をかけたいと考えました。

ー どんなときに、特にチョコレート作りにやりがいを感じますか。
独自のレシピを開発するときは、クリエイティブでやりがいがありますね。私たちは、ユニークな味を作るのが好きなのです。人気があるのはローズマリー味です。私が気に入っているのは、最近開発したばかりのピーナッツバター&ゼリー味ですね。エマは最近開発した、ハニーナッツ味が気に入っているそうです。

そしてハロッズのショーウィンドウに私たちのチョコレートが並び、製作過程のビデオが上映されるのを見るときは、やはり大きな達成感で心が満たされます。

ー コンウィの町の見どころについて教えてください。
コンウィは小さな町ですが、歴史があり城があり、特別な場所です。日本をはじめ、世界中のお客さんがこの地に来てくださることを大変嬉しく思います。コンウィ城には絶対に行っていただきたいですし、スノードン山にもぜひ登っていただきたいですね。

ー ウェルシュ・チョコレートのおすすめの楽しみ方は?
ベストの方法は、ゆっくりと舌の上で溶かして味わうことです。途中で飲んだり、噛んだりはしないでくださいね。全てのフレーバーを、時間をかけてゆっくりと味わっていただきたいです。

私たちのチョコレートの全てがコンウィ産ですので、お土産にもおすすめです。たくさんの日本人の皆さまに、コンウィでお会いできることを願っています。

Baravelli’s Artisan Chocolatier: https://baravellis.com/(英語)

\カーディフの地下に眠る中世の修道院!?/

ウェールズの首都カーディフ中心部の地下に、13世紀築の修道院と思われる建築物が発見されました。アーティストのSimon Fenoulhet氏が2014年に撮影した映像で話題となりました。詳細は未だ謎に包まれています。

編集後記

小さくて、ユニークで、底抜けに温かい。ウェールズ産のものに、いつも共通して感じる形容詞です。

次号は4月中旬に発行予定です。お楽しみに!

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