「ヨーロッパの美しい街道・道20選」に北ウェールズの「不思議の国 古城街道」が選出|Wales Now Vol.26

発行日:2017. 08. 31

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「ヨーロッパの美しい街道・道20選」に北ウェールズの「不思議の国 古城街道」が選出


JATA(一般社団法人日本旅行業協会)が8月17日に発表した「ヨーロッパの美しい街道・道20選」に、北ウェールズの「不思議の国 古城街道」と、ウェールズの首都カーディフがゴール地点となった「イングランドの田園街道」の2街道が選ばれました。

「ヨーロッパの美しい街道・道20選」は、JATAアウトバウンド推進協議会・欧州部会において、在日大使館、観光局、ツアーオペレータ等から応募された企画素材について厳選な審査を行い、20の魅力的な街道・道を選定する新しい取り組みです。

「不思議の国 古城街道」は、「ヨーロッパの美しい村30選(2015年)」に選ばれた北ウェールズのコンウィから、世界遺産の4つの古城(コンウィ城、カナーヴォン城、ビューマリス城、ハーレック城)とともに、「不思議の国のアリス」の街スランディデュノ、スノード二ア国立公園、西海岸のポートメイリオン、ボドナントガーデン、ベトウィス・ア・コエド、ポーツマドッグからブレナイ・フェスティニオグまでの絶景を望む蒸気機関車の旅なども含めた、欲張りなルート。

「イングランド田園街道」は、イングランドのラグビー発祥の地から南へ下り、ラグビーの聖地であるウェールズの首都カーディフへとつながる道です。

ヨーロッパの美しい街道・道20選: https://www.jata-net.or.jp/about/release/2017/pdf/170817_europethoroughfare.pdf


「マグノリアカフェ(Magnolia cafe)」を経営する、ショーン・アンダーソン(Sean Anderson)さん。パートナーでキッチン担当の育子(Ikuko)さんと。


“子どもの頃の家族旅行といえば、
ウェールズでキャンプをすることでした”


東京・阿佐ヶ谷の商店街にたたずむ「マグノリアカフェ(Magnolia cafe) 」。満開のマグノリアのペインティングが壁に咲く可愛らしい店内では、ウェルシュ・ケーキなど日本では少し珍しいイギリス料理が楽しめます。2013年より同カフェを経営する、ショーン・アンダーソン(Sean Anderson)さんにお話を伺いました。


ー ウェールズとの関わりを教えてください。
私は南東ロンドン生まれのブリストル育ちですが、私にとってウェールズはとても特別な場所です。

というのも、子どもの頃の家族旅行と言えば、ウェールズでキャンプをすることでした。両親は忙しかったので休暇はそれほど長くありませんでしたが、国立公園で小さなテントを張って、皆で幸せな時間を過ごしました。

ですから今でもウェールズと聞くと、テントの中に座ってかいだ、小雨に濡れた草木の匂いを思い出します。

ー キャンプや山登りがお好きだそうですが、ご両親の影響だったのですね。
そうですね。若いときは様々な仕事をしましたが、ロンドン・クライミングクラブのインストラクターとして、山登りを教えていたこともあります。ウェールズには美しい山々がありますが、所属クラブのコテージも北ウェールズにありました。そのため、北ウェールズには、たぶん60回は行きましたね!

ー どうして日本に移住されたのですか?
若いときは旅をするのも好きで、お金を貯めてはアジアを旅しました。それから日本人女性との結婚を機に、日本へ移住しました。そういえば昔、一番好きだったバンドの名前は「ジャパン(Japan)」と言いました。不思議な偶然ですね。

人気メニューのウェルシュ・ケーキ

ー「マグノリアカフェ」をオープンしたきっかけは?
もともとカフェをやってみたかったのですが、一番のきっかけは、英語教師をやっていたときのことです。多くの日本人生徒が、イギリス料理にひどいイメージを持っていて驚きました。そこで、シンプルでおいしいイギリス料理を紹介することで、イメージを変えたいと思ったのです。

※後編では、人気メニュー「ウェルシュ・ケーキ」や、毎年3月に開催されている「ウェールズ・フェア」の特別メニューについて伺います。

マグノリアカフェ: http://magnoliacafejapan.blogspot.jp


「Giant Hospitality Ltd.」ビジネス・デベロップメント・マネージャー
タンジー・ロジャーソン(Tansy Rogerson)さん


“輝くピンクのソファーの包みを開けて、
ホテルに初めて設置したあの日の感動……
今でも忘れられません!”


JATAの「ヨーロッパの美しい村30選」に選ばれた城下町コンウィや、不思議の国のアリスゆかりの地として知られるスランディデュノと、注目の北ウェールズ。そして、旅をさらに魅力的にするのが、良質のホテルです。スランディデュノを中心に数々のホテルを経営する、北ウェールズ生まれのタンジー・ロジャーソン(Tansy Rogerson)さんにお話を伺いました。


16歳で村のレストランの手伝いを始めました
  私の名前はタンジー(Tansy)です。名前は、ギリシャ語の Inmortality(不死)という意味の言葉に由来します。猫のハックスリー(Huxley)と一緒に、美しくて有名な北ウェールズのコンウィの郊外に住んでいます。ハックスリーは捨て猫で、アニマルシェルターから引き取りました。

 私は中部ウェールズに生まれて、北ウェールズで育ちました。ホスピタリティーや観光関係の仕事がしたくて、16歳で村のレストランの手伝いを始めました。ブリティッシュ・エアウェイズや北ウェールズ観光局に勤めた後、マンチェスターの5つ星ホテルのセールス・マネージャーになりました。たくさんの経験をした私の半生は、彩り豊かだったと思います。

タンジーさんの愛猫ハックスリー

ウェールズで複数のホテルを経営しています
 それから北ウェールズに戻って、イベントの企画・開催やホテル経営のコンサルティングをする自分の会社を立ち上げました。2015年に初めて手がけたのが、4つ星ホテル「Llandudno Bay Hotel」でした。ヴィクトリア時代の指定建築物(2級)を、法律に従って大切に守りながら、モダンなタッチを加えました。大規模な改築を経て、輝くピンクのソファーの包みを開けて、ホテルに初めて設置したあの日の感動……今でも忘れられません!

 今年オープンしたばかりなのが、ブティックホテル「Belmont Llandudno」です。二つとも美しいスランディデュノの海岸沿いという、素晴らしい立地です。レストランでは地産のシーフード料理や、おいしいお肉料理を揃えています。

 あるいはコンウィからタクシーを使って、森林とガーデンに囲まれた私たちのマナーハウス「Caer Rhun Hall」にもいらっしゃってください。晴れの日はアフタヌーンティー・セットをバスケットに入れて、芝生でピクニックを楽しんでいただけます。

ウェルシュ・ホスピタリティで、日本の皆さんをお迎えします
 日本といえば、私たちのホテルに泊まってくださった団体旅行客の皆さんに、北ウェールズの見どころをご紹介したことがあります。とてもラブリーな方々で、私はご質問にお答えしたり、すべての瞬間を楽しみました。お城や鉄道はもちろん、私はアドレナリンが出るようなところが大好きなので、Zip World、Plas y Brenin や、Surf Snowdonia もお勧めしました。

 ホテルの従業員ともども、日本の皆さんをもっとおもてなししたくて、ウズウズしています。北ウェールズについて何か知りたいことがあれば、どうぞメールやお電話で、私たちに尋ねてくださいね。

 北ウェールズに実際にいらっしゃれば、ここに溢れるきれいな空気と良いエネルギーに驚かれることでしょう。お待ちしています!

Giant Hospitality Ltd.: http://www.gianthospitality.com/


\ 9月3日は「ウェルシュ・レアビットの日」/

ウェールズのチーズとビールを使った、国民的料理「ウェルシュ・レアビット」。毎年9月3日は「ナショナル・ウェルシュレアビット・デー(ウェルシュ・レアビットの日)」とされていて、このおいしい料理をお祝いする日です。

ウェールズに行かれる方は、特別なメニューが発見できるかも? さらに昨年は、ニューヨークの人気レストランで「ウェルシュ・レアビット・バーガー」という特別なチーズバーガーが登場するなど、今や世界に広がっています。

編集後記

どんなルートで旅をするかで、見るものや考えることが少し違ってきたりしますね。北ウェールズの美しさが詰まった「不思議の国 古城街道」は、心を満たす旅になること間違いなしです。

次号は9月15日に発行予定です。お楽しみに!

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