映画『キング・アーサー』が6月17日(土)より全国公開、メインのロケ地は北ウェールズ|Wales Now Vol.21

発行日:2017. 06. 15

ウェールズのリアルタイムな情報を隔週でお届けします。

映画『キング・アーサー』が6月17日(土)より全国公開、メインのロケ地は北ウェールズ

『シャーロック・ホームズ』で知られるガイ・リッチー監督の最新作、映画『キング・アーサー』が、6月17日(土)より全国公開されます。ヨーロッパを中心に何世紀も語り継がれてきた中世の騎士物語「アーサー王伝説」を題材とした、新感覚ソードアクション。

メインのロケ地となったのは北ウェールズで、ウェールズ最高峰のスノードン山の山岳地帯を中心とした、ナント・グウィナント(Nant Gwynant)の高台や、元採石場のビビアン・クオリー(Vivian Quarry)の絶景がスクリーンに登場します。

その圧倒的なスケールの世界観のなかで、主人公アーサー役のチャーリー・ハナム、暴君ヴォーティガン役のジュード・ロウ、さらに元サッカー選手のデビッド・ベッカムがサプライズ出演と、豪華キャストが痛快なアクションを繰り広げます。

映画公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/king-arthur/

NHK BSプレミアム「一本の道」ウェールズ北部特集、再放送は6月27日(火)

5月30日(火)、NHK BSプレミアムにて、ウェールズ北部にのびるトレッキング道およそ60kmを歩く紀行番組が放映されました。

ウィリアム王子とキャサリン妃が新婚時代を過ごしたアイ(愛)ランド、アングルシー島から、不思議の国のアリスの故郷スランディデュノを見下ろす天空の丘グレートオームを辿る旅。北ウェールズの小さな村出身のウェールズ人女性が、旅の案内人を務めました。

再放送予定は、6月27日(火)午前8〜9時です。 

一本の道「「古城と赤い竜“英国の中の異国”を歩く~イギリス・ウェールズ北」
公式サイト: http://www4.nhk.or.jp/ipponnomichi/x/2017-06-27/10/2315/2651012/


コーニー絵美子(Emiko Corney)さん


“ウェールズのダイナミックな山々の景色には、いまだに驚かされます”


日本とウェールズの架け橋となる人々をご紹介します。北ウェールズ在住で、2015年よりホリデーコテージ(貸別荘)を経営する、コーニー絵美子(Emiko Corney)さんにお話を伺いました。スノードニア国立公園内という、自然豊かなエリアにお住まいです。


ー 自己紹介をお願いします。

生まれも育ちも横浜ですが、大学で観光学科を卒業したのち、ワーキングホリデー制度を使って、ニュージーランドとオーストラリアで海外生活を体験しました。もともとはシャイな性格でしたが、海外生活がきっかけで吹っ切れまして、今では楽天的な冒険好きです! 現在は、ご縁あって北ウェールズのBetws-y-Coed(ベトウィス-ア-コエド) に住んでいます。

ー イギリス、そしてウェールズとの出会いは?
ワーホリから帰国後、もっと英語力と専門性を伸ばしたいと思い、最初はロンドンに留学しました。「ホスピタリティ・マネジメント」という、ホテルでお客様の満足度を上げるための学問を専攻しました。そのときは、まさかイギリス人と結婚するなんて、想像もしていませんでした(笑)。

パートナーのニックさんと。

(パートナーの)ニックはウェールズ人ではありませんが、ニックの家族が所有する家(長期休みになどに利用)が、北ウェールズのベトウィス-ア-コエドにありました。ニックのお母さんがそこに住むようになったのち、私たちがその家を譲り受け、ウェールズに引っ越しました。

ー お住まいのベトウィス-ア-コエドは、どんなところですか。
ベトウィス-ア-コエドはスノードニア国立公園内に位置する、人口約600人の街です。ここに住めるのは幸運なことだと思っています。空気がとてもきれいで、澄んだ夜空には満点の星が見えます。

スノードニア国立公園でドライブをすると、そのダイナミックな山々の景色には、いまだに驚かされます。イギリスには美しい街はたくさんありますが、この絶景はウェールズならでは。キャンプや釣りも楽しめます。農業も盛んなので、仔羊が生まれるシーズンになると、あちこちで生まれたての羊たちを見ることもできます。

食べ物もおいしいですね。ウェールズでは地産の農産物を食する動きが強く、肉屋や八百屋では、地元で収穫された旬の味覚を、一年通して購入できます。

ー ウェールズで生活を始めたときの、第一印象を教えてください。
とにかくウェールズ語が聞こえてくるので、驚きました。ベトウィス-ア-コエドは、ウェールズ語が第一言語のエリアなんです。しかも皆さんそろってお話好きなので、スーパーでレジに並んでいると、目の前でウェールズ語でのおしゃべりが始まりますね(笑)。はじめはレジで待たされることが気になりましたが、次第にこういうのんびりした”ウェールズ時間”もいいな、と思うようになりました。

それから、ウェールズは人の関わりがすごく濃いですね。例えば地元のパブで「来週、日本に行くの」と誰かに話すと、次の日には違う人から「日本に行くんだって?」と聞かれます。さらに、日本へ出発する日が日曜日だったので「バスがなくて大変」と話したら、近所の方が「じゃあ、送ってあげる。帰りも電話してね」って! 普段から、こんなやりとりばかりです。本当に、ウェールズは人が好いですね。

※後編では、コーニー夫妻がご自宅近くで経営する貸別荘「Swn-y-Dwr(スウィニドゥ)」や、北ウェールズ観光局の「日本人アンバサダー」としてのご活動について伺います。

Swn-y-Dwr: https://www.swn-y-dwr.co.uk/

写真提供: Swn-y-Dwr


カーディフの語学学校「ケルティック・イングリッシュ・アカデミー(Celtic English Academy)」CEOの祥子ドハティ(Shoko Doherty )さん


“少しでも多くの方に、ウェールズで語学留学をしていただきたいです"


日本とウェールズの架け橋となる人々をご紹介します。前回に続き、首都カーディフにある人気の語学学校「Celtic English Academy(ケルティック・イングリッシュ・アカデミー)」CEOの祥子ドハティ(Shoko Doherty)さんに、語学学校の運営と南ウェールズでの暮らしについてお話を伺います。


ー ご家族について教えてください。

夫のジェームズ、7歳の娘のニア、5歳の息子のノア、そして3歳のラブラドール犬のマリと一緒に暮らしています。「Celtic English Academy(ケルティック・イングリッシュ・アカデミー)」のオーナーであるジェームズとは学生のときに出会い、1年半ほど前まで「事実婚」でした。

祥子さんのご家族。Penarthの自宅近くにて。

ー イギリスは事実婚カップルが多いそうですね。
そうなんです。イギリスでは、戸籍に両親の名前が記載できる制度など、事実婚でも子どもや母親の権利が認められる法律が整っています。ただ、できることならお互いの家族や友人が一緒に祝ってくれる機会をいつか設けたいと考えていたため、付き合い始めて11年後の2015年末に、ようやく日本とイギリスの両方で結婚式を挙げました。

ー 休日はどんな風に過ごしていらっしゃいますか。
カーディフでの週末は、子どもたちとシティーセンターのショッピングセンターやウェールズ国立美術館(入館無料)に行って、一日中過ごしたりします。私の好きなクラシック音楽やミュージカルも、大変リーズナブルな価格で気軽に鑑賞できます。大きなスタジアムで、国際的なサッカーやラグビーの試合観戦や、有名なアーティストのコンサートも楽しめます。

息子のノア君。ジェームズさんのご両親が住むスウォンジーにて。

カーディフ国際空港から、気軽にヨーロッパへ旅行にも行けます。LCCのフライトがたくさんありますので、例えばスペインやポルトガルへも、往復1~2万円前後で行くことができて、本当に恵まれていると思います。

ー 祥子さんが経営されている語学学校は、どんなところですか。
「Celtic English Academy(ケルティック・イングリッシュ・アカデミー)」はブリティッシュ・カウンシル認定校で、ウェールズでは最大規模の語学学校です。年間約1000名の学生さんが世界50カ国以上から留学に来られます。一般英語やIELTSなどの英語試験対策コースだけでなく、ジュニアやシニアのためのプログラム、英語プラス・コースとしてラグビーやサッカーなどのプログラムも手配しております。

ー 今後、どんな目標や夢をお持ちですか。
一般英語や試験対策コースはもちろんのこと、オリンピックのボランティアや海外から来られる旅行観光客の方たちのもてなしに使えるような「おもてなし英語」、「小・中・高校の英語教員の方のための英語コース」などを提供しています。これからも、時代やニーズにあったコース提供を行っていきたいです。

娘のニアさん。カーディフ市内中心から車で30分ほどのカフェリー城にて。

ー 読者にメッセージをお願いします。
英語を身に付けることによって、一期一会のなかで人生が広がり、進化していきます。その変化と成長を現場で見ることが、私の生きがいであり、やりがいです。

少しでも多くの方にウェールズで語学留学をしていただき、より質の高い環境で異文化を理解できる機会を提供していきたいです。

Celtic English Academy: http://www.celticenglish.co.uk

写真提供: Celtic English Academy

編集後記

ウェールズでドライブに連れて行ってもらったとき、世話ばなしに混じって「あ、ちなみに今のが、キング・アーサーの伝説が残るところ」などと教えてもらったことがあります。一瞬だったので、すっかり見過ごしてしまいましたが、今度の映画は見逃せません。

次号は6月30日に発行予定です。お楽しみに!

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